ポスティング集客に繋がる効果的なデザインとは
用紙選びはチラシの反響に影響する大切な要素の1つです。
同じインクを使って同じように印刷しても、紙の種類が異なると発色も大きく違い、もともとの紙の色が白色であっても、紙表面の凹凸やツヤなどによって発色は違ってくるのです。
ポスティングによって大きな効果を得るには、紙の種類だって目的に合ったものを選ぶことが大切なのです。
「紙の違いってなに?」
「どの紙にしたら良いの?」
「ポスティングチラシにはどーゆ紙があってるの?」
というご相談をされるお客様も珍しくありません。
世の中にたくさんの印刷物がありますが、紙の種類まで気にされる方は少ないかもしれません。
お客様から指定される中ではコート紙が一番多いです。
確かにコート紙は使い勝手のよい用紙ですが、用途によっては向いてない印刷物もあります。
同じデザインでも用紙によってイメージが変わったり色の発色も変わります。
「用紙なんてどれでも一緒だよ」
「紙って違いがあったの?何が違うの?」
「選ぶの面倒だし、なんでもいいよ!」
と思われる方もいらっしゃると思いますが、用途や目的によって適切な用紙選びが出来ていないと…
鮮やかな写真を使いたいのに、沈んだ仕上がりになってしまった。
信頼感のある印象を与えたいのに、なんだか安っぽい感じになってしまった。
温かみのあるチラシにしたいのに、冷たい感じになってしまった。
鉛筆やボールペンで書き込んでもらう必要があるのに、書きにくい。
このような失敗をしないために、ポスティングチラシでよく使われている3種類の用紙の特徴をそれぞれ分かりやすくご説明いたします。
※弊社でも印刷〜ポスティングまで承っています。詳しくはお問い合わせください。
表面にコート剤が塗布されているツルツルした紙で、発色性に優れているので、写真がキレイに仕上がります。
ポスティングチラシによく使われている用紙です。(新聞折込みチラシもこの用紙が多いです。)
女性ファッション誌の中身などほとんどコート紙を使用されていますが、インクをはじく性質のためボールペンや鉛筆での書き込みをしてもらうのには不向きです。
写真が多く入ったチラシ・色を多く使ったチラシ・告知用のチラシなど
しっとりとした質感と手触りで、光沢(ツヤ)を抑えたコート紙です。コート紙のツルツルとした感じが抑えられるので、落ち着いた雰囲気に仕上がります。
色の発色はコート紙に近く、印刷のインクの沈みが少ないため、仕上がりにボリューム感がでます。
光沢がないためコート紙よりボールペンで書き込みやすいです。コート紙と比べると少々割高です。
イラスト等が入ったチラシ・会社案内・名刺など
表面に加工を施していないため、ザラついた質感がある紙です。
身近なものとして、コピー紙やノートなどに使用されています。
両面とも塗工処理されていないので、インクを吸収しやすく「色沈み」によって暗く見えることがあり、コート紙やマットコート紙に比べ発色はおちますが「温度感があって温かみがあり、風合いが優しい」印象になるのも特徴です。
えんぴつなどで加筆が必要なチラシの場合最も相性が良い紙となっております。
書き込みを前提としたチラシ・文字情報の多いチラシ・会議などで使用する冊子・アンケート用紙
用紙には、紙の厚みが何種類かあります。ご使用用途に応じて紙の厚みを変えるのもよいと思います。
用紙の厚さについての話はかなり複雑になってしまうので、厚さについては簡単にご説明いたします。
ポスティングチラシなどでよく使われる用紙は使う場合は、薄手のコート紙であれば73kgくらいの用紙がおすすめです。
巻き三つ折りしたお店のリーフレットなどは、厚みのあるしっかりした用紙がよいと思います。
通常のポスティングチラシには薄めの紙が使われますが、ピザ屋さんや出前のメニュー表などのポスティングには保存を考慮して少し厚手のものが採用されます。
用紙は木のパルプなど繊維同士が絡み合ってできてます。
出来上がったばかりの紙は上質紙(いわるゆコピー用紙)のような仕上がりですが、そこからさらに白色度や滑らかにコーティングしたのが塗工紙でありコート紙・マットコート紙になり、逆に表面に何も塗ってない紙を非塗工紙とよび上質紙などがそれになります。
つまり紙にお化粧でいうと、ファンデーションをしています。
表面の凹凸を隠すために紙に顔料(細かい石の粉)を塗って接着剤を混ぜた塗料を表面に薄く塗っています。
それが塗土紙と呼ばれる、コート紙・マットコート紙になります。
一般的に塗工紙は、非塗工紙に比べ印刷の再現性を高めたもので、白紙面の光沢性が強いものから低いものまで、その種類は様々です。
※専門知識のため簡単に説明をしております。
それぞれの用紙にメリット・デメリットがあるので、この紙が良い!
とは言えないのですが、ポスティングを活用する際は、「商材」「ターゲット層」「用途」をよく検討し、紙の特徴を理解して戦略的な企画のもと、計画的に用紙をお選び頂くことで、効果的なチラシを実現することができます。
いかがでしたか?
ここで紹介した用紙以外にもたくさんの種類の用紙があります。
選ぶ用紙によって仕上がりに大きく差が出てくるので、そのチラシを見た人が受ける印象も変わってくるのです。
チラシを見た人により効果的にイメージを伝えられるよう、用紙は適切なものを選びましょう!
この記事を書いた人
ライン編集部
ライン編集部