美容室のチラシで集客効果を高めるコツとは?デザインや配布のポイントを詳しく解説
美容室の集客方法としてチラシ配布は効果的です。しかし、ただチラシを作り、枚数を多く配るだけでは望んだ集客効果は得られない可能性があります。チラシで効果的に集客をするためには、ターゲット設定や興味を引くチラシの作成など、事前計画が重要になります。
この記事では、美容室のチラシ集客において効果を高める重要なコツやポイントを詳しく解説していきます。効果的なチラシのデザインについても紹介するので、参考にしてください。
目次
美容室のチラシで効率的に集客する2つのコツ
美容室のチラシを作成するには、制作費がかかる上、店舗の魅力や雰囲気など、限られた紙面の中でうまく表現し、伝えなければなりません。この章では美容室のチラシで効果的に集客をする2つのコツを詳しくご紹介します。
- ターゲットを設定する
- 反響率から配布枚数を決める
この2つのコツを理解することで、より効果的なチラシ集客を行うことできます。
1.ターゲットを設定する
チラシを作成するうえで1番最初にすべきことは、ターゲットの設定です。ターゲットの設定をすることで「誰に向けて、何を伝えるのか」が明確になり、より読み手に伝わりやすいチラシ作りができます。
しかし、「30代 OL」のようなざっくりとしたターゲット設定だと、人それぞれ考え方や価値観が異なるため、詳細に設定する必要があります。
例えば、美容室を選ぶ基準が「金額」の人もいれば、「近さ」や「仕上がり」を重視する人もいます。このように選ぶ基準や悩みなどは人によりさまざまであるため、ざっくりとしたターゲット設定だと、読者に響くキャッチコピーや内容作りができない可能性があります。
ターゲットを設定をする際は、下記のように細かく具体的に設定していきましょう。
- 年齢
- 性別
- 家族構成
- 最終学歴
- 業種、業界
- 役職
- 年収
- よく見る雑誌
- 憧れている人
- 悩んでいること
これらを基にターゲット設定を行うことで、チラシの方向性も定まりやすく、読み手に響くキャッチコピーなども考えやすくなります。
2.反響率から配布枚数を決める
効果的にチラシで集客をしたいのであれば、反響率を基にチラシの配布枚数を決めることをおすすめします。反響率とは「配ったチラシの枚数に対して、そのチラシに反応し、実際に来店する客数の割合」のことです。
一般的にチラシ集客の反響率は0.1%〜0.3%が基本といわれています。(※あくまで目安で、業種や商材、チラシや配布条件によって反響率は異なります。)
反響率の求め方は以下の通りです。
「チラシの反響率(%)=チラシの反応数÷チラシ配布数×100」 |
一般的な反響率を参考に算出すると、1,000枚配って1〜3人来店するという計算になります。来店目標を定め、反応率を元にした部数を配布することで、配りすぎや配布不足などをふせくことにもつながる可能性があります。
美容室のチラシで集客効果を高めるデザインのポイント
美容室のチラシでより効果的な集客を行うのであれば、デザインも重要な要素の一つです。集客効果の高いデザインを作成したい場合は、以下のポイントを抑えておきましょう。
- 興味を引くコピーを設定する
- スタッフや店内の写真で雰囲気を伝える
- ターゲットに合わせたモデルの写真を使う
- 利用者の口コミを入れる
- 限定感のある特典をつける
- 予約への導線を設計する
集客率を上げるチラシを作るためには、入れる情報やコピー、写真など、さまざまな点に配慮する必要があります。
1.興味を引くキャッチコピーを設定する
キャッチコピーとは、商品などの訴求したいサービスや魅力を読み手に端的に伝え、興味を引き出す文言のことです。
多くの読者はキャッチコピーを見て、それが自分にとって興味の湧くものか、そうでないかを一瞬で判断して見極めています。キャッチコピーの良し悪しが、その先の内容を見てもらえるかどうかの重要な鍵となります。
例えば30代女性で髪の傷みやツヤ・コシなどにお悩みの方に、最新トリートメントをおすすめしたい場合、「最新トリートメントを取り入れました!」と「業界で話題!潤いたっぷりツヤ・コシUP↑↑最新トリートメントをついに入手!」であれば、後者の方がトリートメントの魅力が伝わりやすいため、読み手の興味をより引き出すことができます。
興味を引き出すことができれば、チラシを読み進めるといった次の行動へと促しやすくもなります。
2.スタッフや店内の写真で雰囲気を伝える
店内の雰囲気を伝えるためにも、お店の写真を掲載すると良いでしょう。どんなスタッフがいるのか、店内の雰囲気は落ち着けるのかなど、特に初めて店舗に訪れる方は気になる点です。
店舗の雰囲気で美容室を決める方も多いため、読み手の不安を減らし、このお店に行ってみたいと思ってもらうためにも、スタッフや店内の写真を載せることは効果的です。
写真を使ったスタッフ自己紹介などもあると読者に親近感を与えやすくなるので、うまく取り入れると良いでしょう。
3.ターゲットに合わせたモデルの写真を使う
美容室のチラシでは、サービスや髪型を紹介するためにモデルを掲載することで、仕上がりのイメージが伝わりやすくなります。ただし、ターゲットに合わせたモデルの写真を使うことをおすすめします。
ターゲットに合わせたモデルを掲載することで、「同じくらいの年齢の方もこのお店に通っている」「こんな髪型なら私にも似合うかも!」という安心材料になったり、自分事化して想像しやすくなります。
4.利用者の口コミを入れる
美容室の安心感や信頼度を得るためにも、「口コミ」を取り入れることをおすすめします。
カットやカラー代は高いと感じる方も多く、できるだけ失敗をしたくないという方がほとんどです。そのため、新しい店舗に行くことはハードルが高い行動となる可能性があります。
そこで利用者のリアルな口コミがあれば、同じ悩みを抱える人がこの美容室に行きどのように感じたのかを知ることができ、来店への判断材料となりやすいため、読み手の不安感も解消することができます。
5.限定感のある特典をつける
チラシにクーポンなどの特典をつけることは、興味がある人に対してひと押しができます。さらに、その特典に限定感を加えれば、より反響率を上げる可能性が高まります。
例えば、「先着◯人限定!人気のトリートメントプレゼント」や「◯月✕日までの期間限定!ヘッドスパ1回無料券プレゼント」など、期間や数量を限定した特典などがあります。
「急がなければ損してしまう」という気持ちを読み手に与えることでき、入店するきっかけとなりやすいです。
6.予約への導線を設計する
どれだけ良いデザインや内容のチラシができたとしても、美容室への予約方法が記載されていなければ、反響率は低くなってしまう可能性があります。
予約方法の記載がないと予約方法を調べる手間を与えてしまい「今すぐ予約しよう!」という気持ちが落ち着き、予約を取りやめてしまうきっかけとなります。
読み手をスムーズに予約まで誘導するためにも、予約方法はしっかり記載しましょう。
最近では、WEB予約が主流の傾向で、QRコードを読み込めば簡単に予約ができるものもあります。QRコードは読み手の手間を軽減することができるため、チラシに取り入れると良いでしょう。
美容室のチラシをおしゃれに作成できるアプリ3選
近年ではパソコンやスマホのアプリで簡単におしゃれなチラシを作成することができます。この章では、美容室のチラシ作りでおすすめなアプリをご紹介します。
- 1. Canva
- 2. POPKIT
- 3. Adobe Express
この3つは非常に簡単で初心者でもすぐにおしゃれなチラシを作成することができます。チラシを外注ではなく、自社で作成する際は活用してみてください。
1. Canva
CanvaはiPhone、Android、PCにも対応しているフリーアプリです。おしゃれなデザインのテンプレートが約25万点以上豊富に揃っているため、写真や文字を変更するだけで、素人でもすぐに洗練されたデザインのチラシを作ることができます。
無料プランでも十分におしゃれなチラシを作成することはできますが、今後も多くのチラシを作成する場合や、より高度なチラシ作りをしたいのであれば有料プランに登録するのもおすすめです。
有料プランは、1億点を超えるテンプレートや素材を無制限で選ぶことができ、より高度なデザインのチラシを作成することができます。
【無料プランと有料プランの違い】
無料 | 有料 | |
---|---|---|
料金 | 0円 | 12,000円/年 |
人数 | 1人 | 5人まで |
ストレージ | 5GB | 100GB |
素材 | 無料素材のみ25万点〜 | 全ての素材1億点〜 |
フォルダ | 2 | 無制限 |
2. POPKIT
POPKITは、iPhoneまたはiPadといったios端末やPCに対応しており、無料で使用することができます。日本のクリエイターが作成した素材が多いため、日本人に親しみやすいデザインのチラシを作成することができます。
また、月額550円(税込)の有料プランであれば、5万点以上の素材が無制限で使用可能になります。また、チラシの保存枚数も無制限でできるなど、会社で作成するには比較的安価で、尚且つメリットが多くなるプランのためおすすめです。
【無料プランと有料プランの違い】
無料 | 有料 | |
---|---|---|
金額 | 0円 | 月額550円(税込) |
利用できる素材 | 無料素材のみ | 全ての素材 |
POP BOX枠 | 3枠 | 30枠 |
POPの保存枚数 | 5枚まで | 制限なし |
画像の取り込み可能数 | 5枚まで | 200枚まで |
バーコード作成機能 | 利用不可 | 利用可能(JAN/ QRコード) |
書き出し機能 | 前面配置のみ | 前面配置/分割配置 |
ページ機能 | 2ページまで | 14ページまで |
3. Adobe Express
デザインツールとして定番であるAdobeのPhotoshopやIllustratorなどの必要最低限の機能を搭載したデザインツールが、Adobe Expressです。対応デバイスはPCはもちろんiPhoneやAndroid、タブレットにも対応しており、無料でも使用することができます。
10万点以上のテンプレートが用意されており、テンプレートに合わせてテキストや写真を入れるだけで、Adobeツール初心者であってもすぐにデザイン性の高いチラシを作成することができます。
無料版・有料版が用意されていますが、有料版だと月額1,078円(税込)で全ての素材や機能を使うことができるため、デザインの幅をさらに広げることができます。
【無料プランと有料プランの違い】
無料 | 有料 | |
---|---|---|
料金 | 0円 | 月額1,078円(税込) |
サービス | 2GBクラウドストレージ | Adobe Portfolio +100GBのクラウドストレージ+プレミアムサポート |
コンテンツ内容 | 全てのテンプレート Adobe Stock 無料 コレクション写真の一部コレクション | ロイヤリティフリーのAdobe Stockフォトコレクションの全写真を含む全てのプレミアムテンプレート+デザインアセット |
共同作業 | チームと共有できるプロジェクト数に制限なし | 無料版機能+Creative Cloudライブラリを使用してテンプレートとアセットを管理・共有 |
機能 | 編集機能と背景の削除やアニメーション化などの写真効果 | 無料版機能+カットアウトの調整、サイズ変更、グラフィックのグループなどのプレミアム機能 |
美容室のチラシで集客効果の高い配布方法
良いチラシを作成しても、やみくもに配ってしまうと効果的な集客は見込めない可能性があります。チラシの配布方法にもコツがあります。ここでは効果的な配布方法のコツを3つご紹介します。
- 1.周辺地域に配布する
- 2.定期的に配布する
- 3.ポスティング会社に依頼する
この3つのコツを抑え、戦略的にチラシを配布することで、集客効果を高めることができます。
1.周辺地域に配布する
美容院は定期的に通うことを想定している人が多く、まず自宅から通いやすい店舗を探す傾向があります。そのため、店舗から近いターゲットだとリピート率がより高くなる可能性があります。
ただし、徒歩で行ける距離や車で行ける距離など周辺地域の感覚は人それぞれです。ターゲットに近い層がどの辺りに住んでいるのかを想定した上で配布することをおすすめします。
2.定期的に配布する
チラシを1度配布するだけではなく、何度も同じターゲットに向けて配布を行うと、その反応率は上がっていく可能性があります。
これは「単純接触効果(ザイオンス効果)」という心理効果が影響しています。単純接触効果とは何度も見た、聞いたなどの接触を繰り返すうちに、その対象のものに好意や関心・興味を持つ心理効果です。テレビCMもこの効果による反応が期待されています。
1度だけではなく何度も配布することでチラシによる反応は高まる可能性があるため、季節ごとなど定期的に配布を検討すると良いでしょう。
3.ポスティング会社に依頼する
個人や少人数で美容室を運営しているお店であれば、営業時間中にチラシを配布するのは難しいかもしれません。チラシ配りには、時間も労力もかかります。
その場合、必要に応じてポスティング会社に依頼すると良いでしょう。ポスティング会社に依頼することで本来の業務に専念することが可能です。
会社によっては、戦略的な配布方法を提案してもらえる場合もあります。自社で配布する以上に効果を見込める可能性もあるため、効率的に集客したい場合は依頼するのがおすすめです。
美容室のチラシで集客したい場合は株式会社ラインへ
チラシ制作におけるポイントや、配布方法のコツを活用することで効果的に集客を行える可能性が高くなります。しかしチラシ集客を一から進めるためには、簡単なツールやコツを理解しても、時間や工数はかかってしまいます。
効率的に集客に繋げたい方は、反響率145%UP※の実績を持つポスティング集客専門業者「株式会社ライン」にご依頼ください。
高精度なターゲティングとエリア分析で、配布エリアの選定などプランニングからチラシ制作、配布まで全てを一括してご依頼いいただけます。無料でご相談いただけますので、ぜひお気軽にお問い合わせください。
※2022年度、特定のクライアントによる実績
この記事を書いた人
ライン編集部
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