整体院に集客できるチラシ作りのポイント!デザインのコツ・注意点も紹介
整体院の集客方法として、「チラシ」がよく利用されるのには理由があります。整体院とチラシの相性の良さを理解し、効果を上げるポイントを理解することで、チラシの集客効果を高めやすくなります。
ただし、整体院のチラシ作成には関連する法律の理解が必要で、注意を怠るとトラブルにつながる可能性があるため、よく理解した上で集客することが大切になります。
この記事では、整体院とチラシ集客の相性や効果を上げるポイント、作成時の注意点について解説します。この記事を参考にすれば、整体院のチラシ集客に関わるトラブルを防ぎつつ、集客効果の高いチラシを作成できます。
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整体院の集客にチラシを使うメリット
整体院とチラシ集客の相性が良い理由としては、以下の2つが挙げられます。
- チラシは地域性が高く集客しやすい
- インターネットを利用しない層にも訴求しやすい
整体院は、地域性が高くインターネットを利用しない層へも訴求しやすいため、チラシによる宣伝が効果的です。
まずは、各メリットについて詳しく確認しておきましょう。
チラシは地域性が高く集客しやすい
整体院は一般的に通いやすさが重要視される傾向にあるため、来院者の多くは院の近隣に住む地域住民であると考えられます。そのため、ターゲットエリアに直接配布できるチラシは、効果的に訴求できる手段となります。
配布エリアを選定することで、ターゲット層が多いエリアを狙うことも可能なため、整体院の認知度を効果的に高め、来院率の向上につなげることが期待できます。
インターネットを利用しない層にも訴求しやすい
チラシはインターネットを利用しない層にも訴求しやすいため、整体院との相性が良いです。
整体院の顧客は、中高年層が多い傾向にあります。年齢層が高い方の中にはインターネットに触れる機会が少ないケースもあるため、デジタル広告単体では認知を広げることができない可能性があります。
チラシを使うことで、インターネットを利用しない層と接触する機会が生まれ、整体院の顧客獲得に効果的が期待できます。
整体院のチラシの反応率を上げるポイント
整体院のチラシの反応率を上げるポイントは、以下の6つです。
- ターゲットを絞る
- 競合他社をリサーチする
- 興味を惹くキャッチコピーを入れる
- 整体院に通うメリットを記載する
- 院長の顔写真やメッセージで安心感を与える
- 整体院の場所を含めた情報を記載する
整体院の集客効果を高めるためには、チラシのデザインだけでなく顧客がどう感じるかや顧客の負担を減らしてあげることが大切です。テクニックだけにこだわるのではなく、気持ちの面でも安心感を与えられるチラシを作成しましょう。
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ターゲットを絞る
整体院のチラシで反応率を上げるための重要なポイントの一つがターゲットを絞ることです。ターゲットを絞り込むことができれば、具体的なニーズに応えるメッセージを届けられ、訴求力が増すことで集客率のアップにつながります。
ターゲットを決める際には、以下の点に注目すると効率良くターゲットの絞り込みが行えます。
年齢層 | 若年層には肩こりや姿勢矯正、高齢者には腰痛や膝の悩みなど、それぞれの年代特有のニーズを意識する |
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悩み | 腰痛や肩こり、姿勢改善など、具体的な悩みを挙げることで共感を得やすくなる |
生活エリア | 整体院の近隣住民を中心に、徒歩や自転車で来院しやすい範囲などを狙う |
行動パターン | 仕事をしている層なら平日の夜や土日に利用できる点を強調、高齢者なら平日昼間の予約の取りやすさを訴求する |
予算 | 特別キャンペーンや初回割引を提示して、コストを気にする層の心理的ハードルを下げる |
競合他社をリサーチする
整体院のチラシで反応率を上げるためには、競合他社をリサーチすることが大切です。競合を把握することで、自院が差別化できるポイントを見つけ、チラシに反映させることが可能になります。
まずは、近隣の競合他社をリストアップし、以下のポイントを詳しく調査しましょう。
事業規模 | 店舗数やスタッフの人数、施設の広さなどを把握し、自院との比較する |
---|---|
経営方針 | 顧客ターゲットやコンセプト、施術スタイルなど、競合の方向性を確認する |
サービスの価格帯 | 一般的な価格設定を把握し、自院の料金が割高・割安である理由を明確にする |
サービスの種類 | 美容整体やスポーツ整体など、競合が提供していない独自のサービスがないかを確認する |
集客方法 | 競合のチラシやWeb広告、SNS運用の特徴を調べ、成功例や改善のヒントを得る |
上記を踏まえ、競合にはない自院の魅力を見つけ出します。例えば、「夜遅くまで営業」「子連れOK」「初回割引」「独自の技術」といったアピールポイントをチラシに明確に記載できれば、差別化が図れます。
このように、自院の強みを活かしたチラシを作成することで、他院との差別化を生み出し、より高い反応率を実現できます。
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興味を惹くキャッチコピーを入れる
整体院のチラシでは、興味を惹くキャッチコピーを入れることでチラシ効果を高めやすくなります。顧客にとって、チラシは必ず読まなければいけないものではありません。「自分とは関係ない」と判断されれば、そのまま捨てられてしまう可能性が高いです。
顧客にチラシを読んでもらうためには、魅力的なフレーズを目立たせて「自分と関係がある」と思ってもらう必要があります。
キャッチコピーを考える際には、訴求したい情報を簡潔にまとめることが大切です。キャッチコピーが長すぎると、顧客が読むことにストレスを感じてしまう可能性があるため注意しましょう。
整体院に通うメリットを記載する
整体院のチラシ効果を上げるためには、施術の方法や特徴など、整体院に通うメリットを記載することをおすすめします。整体院に通うメリットを記載することで、顧客に安心感を与えられる可能性が高いです。
また、治療法を説明するときは、専門用語を使いすぎずにに、簡潔かつ平易に説明することが大切です。専門的な知識がなくても解釈できるように、基本的な用語で詳しく説明するように心がけましょう。
院長の顔写真やメッセージで安心感を与える
整体院のチラシでは、院長の顔写真やメッセージで安心感を与えることができます。顧客は、自分の身体を預ける先生に対して、不安や不確実性を感じることもあります。
院長の顔写真やメッセージを記載することで、施術してくれる先生の印象が伝わりやすくなります。安心感を与えることで、初めての利用者でも利用しやすくなるのは大きなメリットです。
また、写真やメッセージだけでなく、似顔絵も記載することでより親しみやすさを感じてもらいやすくなります。
整体院の場所を含めた情報を記載する
興味を持ってくれた人が来店しやすいように、整体院の場所を含めた基本情報を記載することは重要なポイントです。医療機関の名前、住所、電話番号など、基本的にすべての連絡先情報を記載するようにしましょう。
ただし、チラシを見た人全員が整体院周辺に土地勘がある人ばかりではありません。別の方法でも整体院の情報がわかるように、下記を記載することをおすすめします。
- QRコード
- LINE
- WebページのURL
特にQRコードなどでホームページに繋げることは重要になります。法律的にチラシには記載できない情報はホームページでは載せられることもあるので、ホームページへの閲覧を促すことによって、より深い情報を見てもらえる可能性があります。
整体院のチラシ制作に関する規制法の注意点
整体院のチラシ制作時の注意点としては、以下の4つが挙げられます。
- 記載しても良い内容を確認する
- 柔道整復師法を遵守する
- 医療行為だと勘違いする表記は避ける
- 景品表示法違反になる表現を避ける
整体院のチラシを制作する際には、以下の6つの規制法案を正しく理解し、違反を避けることが重要になります。
景品表示法 | 過度な割引や誤解を招く広告を禁止する法律 |
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改定医療広告ガイドライン | 施術内容や効果について根拠のない表現を制限 |
医薬品医療機器法 | 医薬品や治療器具に関する虚偽の表現を禁止 |
医療法 | 整体院が医療機関と誤認されないようにするための規制 |
あん摩マッサージ指圧師、はり師、きゆう師等に関する法律 | 資格のない者がこれらの技術を提供しているように見せる表現を禁止 |
柔道整復師法 | 柔道整復師の資格を必要とする施術の広告に関する規制 |
これらの法律を無視すると、行政指導、罰則、最悪の場合は業務停止のリスクがあります。特に「改善が見込める」「即効性がある」など、科学的根拠のない表現や、誤解を招く割引表示は慎重に扱うべきです。
様々な罰則を避けるためにも、柔道整復師法や医薬品医療機器法、景品表示法を総合的に理解し、必要に応じて専門家に相談することをおすすめします。万が一、表現方法で指導を受けた場合には、速やかに修正することが大切です。
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記載しても良い内容を確認する
整体院のチラシには、記載しても良い内容が法規制により明確に定められています。これに従わないと、規制違反とみなされる可能性があるため注意が必要です。
整体院のチラシに記載しても良い内容は以下のとおりです。
- 開業者が柔道整復師の資格を持っていること
- 柔道整復師の資格を持っている人の名前
- 整体院の住所や電話番号
- 施術をしている時間・曜日(営業日・営業時間など)
- 出張による施術ができること
- 予約制であること
- 駐車場があること
これらの情報は、利用者にとって必要かつ役立つ内容であるため、チラシの信頼性と実用性を高めるポイントです。記載が許されている範囲を守りつつ、必要な情報を適切に掲載することで、トラブルを避けながら効果的に集客を促進できます。
柔道整復師法を遵守する
整体院のチラシ制作において柔道整復師法を遵守することは重要なポイントです。鍼灸院や整骨院を含むこれらの施設には、柔道整復師法および景品表示法に基づいた広告規制が適用されます。この規制はチラシだけでなく、SNSやホームページなどのオンライン媒体にも適用されるため、幅広い注意が求められます。
具体的には、下記のように規制されています。
第二十四条 柔道整復の業務又は施術所に関しては、何人も、文書その他いかなる方法によるを問わず、次に掲げる事項を除くほか、広告をしてはならない。一 柔道整復師である旨並びにその氏名及び住所二 施術所の名称、電話番号及び所在の場所を表示する事項三 施術日又は施術時間四 その他厚生労働大臣が指定する事項 |
柔道整復師の資格を有する場合、その事実を明記することは義務です。資格保持者であることを明確に示すことで、利用者に信頼感を与えることができます。一方で、施術者自身の経歴や過去の施術件数、具体的な治療実績などは、科学的根拠のない表現や過剰な広告とみなされるため、記載が禁止されています。
医療行為だと勘違いする表記は避ける
整体院では、医療行為だと誤解を招く可能性のある表現を使用することはできません。整体は治療行為であり、医療職の一部とはみなされないためです。
例えば「治療」「治す」のような表現は医療行為だと誤解を招くと考えられます。似ている表現をしたい場合には「施術」や「和らげる」と表現しましょう。
また、「肩こり」「腰痛」「ぎっくり腰」「ヘルニア」などの具体的な症状名を記載することは、施術が医療行為に該当するという誤解を招くため禁止されています。整体院がチラシや広告にこれらの症状を記載すると、法令違反とみなされる可能性があるため十分に注意しましょう。
整体院のチラシを作成する際には、医療行為だと勘違いする表記は避け、一定の条件を守った上でチラシを作成することが大切です。
景品表示法違反になる表現を避ける
整体院のチラシを作成する際には、販売する商品の表現にも注意しましょう。チラシで、健康食品や健康器具を宣伝する場合には、医薬品医療機器法や景品表示法などが関わってきます。
医薬品医療機器法とは、医薬品、医療機器、健康食品などのサプリメントについて、品質や効能を確保するために作られた法律です。医薬品医療機器法では、医薬品や医療機器、健康食品などのサプリメントに治療効果があるかのような表現をすることや、広告や表示でそのような情報を広めることが禁止されています。
また、医薬品の詳細や用法・用量などをチラシに記載したり、服用することで病気やケガが治るかのような表現も禁止されてるため注意が必要です。
景品表示法は、消費者に誤解を与える表示を規制する法律です。過剰な効果をうたう表現や科学的根拠がない内容を記載することは厳しく取り締まられますので、違反とならないように十分に注意しましょう。
整体院のチラシを作る方法
整体院のチラシを作成する方法には、以下の3つの選択肢があります。
- 手書きやテンプレートを使って自作する
- フリーランスに依頼する
- 制作会社に依頼する
それぞれの方法は、コストや対応範囲に違いがあるため、自身の予算や目的に合ったものを選ぶことで、効果的な整体院のチラシ作成が可能になります。
手書きやテンプレートを使って自作する
整体院のチラシを自作する方法として、手書きやテンプレートを活用する方法があります。この方法は制作コストを抑えられるのが大きな利点です。特に、Microsoft WordやPowerPointの無料テンプレートを利用すれば、デザイン費用はかからず、印刷代のみでチラシを作成することが可能です。さらに、Canva、Adobe Express、デザインACといったツールも豊富なテンプレートを提供しており、これらを使うことで初心者でも簡単にプロ仕様のデザインが作成可能になります。
ただし、チラシ制作には注意点もあります。特に、規制法案(景品表示法や薬機法など)に違反しない表現を使うための知識が必要です。また、集客率を高めるデザインを作るには、ターゲットを意識したレイアウトやキャッチコピーの作成など、一定のスキルが求められます。自作が難しい場合は、専門業者に相談するのも一つの方法です。
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フリーランスに依頼する
フリーランスのデザイナーに整体院のチラシ制作を依頼する方法は、費用を抑えて質の高いデザインを作りたい方におすすめです。
クラウドソーシングサイトなどを利用すれば、比較的安価で依頼を受け付けているデザイナーを見つけることができます。ただし、フリーランスデザイナーに依頼する場合、デザイン設計のみを担当してもらい、印刷は別途自分で手配するのが一般的です。
注意点としては、デザイナーによってスキルや得意分野に差があるため、事前にポートフォリオを確認し、自分の希望に合ったデザイナーを選ぶことが重要です。また、規制法案(景品表示法や薬機法など)に関する知識を持たないデザイナーもいるため、内容確認や文言修正が必要になる場合もあります。
そのため、依頼する際には規制法案を考慮した内容にすることや、集客効果を意識したデザインについて具体的に相談することを心がけましょう。
制作会社に依頼する
整体院のチラシを制作会社に依頼する方法は、特にデザイン性が高く、集客率や反応率の良い広告を期待したい場合におすすめです。制作会社はプロのノウハウを活かしてターゲットに刺さるデザインを作成し、整体院の特徴を的確にアピールすることが可能です。
特に、整体院やマッサージ店のチラシ制作に実績のある会社を選ぶと、効果的な広告が期待できます。さらに、ターゲットやエリア分析を行い、ポスティングや配布まで対応してくれる会社もあり、集客までのプロセスを一貫してサポートしてくれます。
制作会社に依頼する場合は、自作やフリーランスへの依頼に比べてコストが高くなる可能性がありますが、より効率的にチラシを活用した集客を行いたいのであれば、実績やノウハウのある制作会社に依頼することをおすすめします。
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整体院では法律を守った上でチラシ集客をしよう
整体院の集客方法として、チラシを活用するのはおすすめです。チラシによる集客は地域性が高く、周辺住民への認知度や信憑性の向上にも役立ちます。
ただし、柔道整復師法や医薬品医療機器法、景品表示法を理解せずにチラシ集客をしてしまうと、法律違反となってしまい罰則を受けてしまう恐れがあるため注意が必要です。
法律違反によるトラブルを防止しつつ、より効果的なチラシ集客を行いたいと考えているなら、株式会社ラインへご相談ください。株式会社ラインでは、チラシデザインの作成から印刷、ポスティング等媒体の手配から効果検証までを行っており、チラシ集客における手間をすべてお任せいただけます。
また、多くの依頼実績から法律に遵守したチラシ作成も可能なため、法律面で不安を抱えている場合もぜひ一度お気軽にお問い合わせください。
この記事を書いた人
ライン編集部
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