色彩心理学の概要とは?チラシ・ポスティングの宣伝効果を高められる
近年、日本経済の低迷による物販・サービスの売り上げ低下が問題視されているなか、消費者の購買意欲を高められる技術・テクニックとして大きな話題を集めている色彩心理学。大々的に広告を打つ際は、色彩心理学を活用したうえで、できる限り大きな宣伝効果を生み出したいところです。
ここでは、色彩心理学の概要やチラシ・ポスティングに使う色の効果と選び方について紹介します。
色彩心理学とは?
色彩心理学とは、色を通して人間の心の動きを読み取ることを目的とした学問です。色彩心理学は、医療や商業、教育など、幅広い現場で活用されています。たとえば、物販業界の場合、購買行動と色彩の関係性についての研究結果を基にしたマーケティング方法が積極的に取り入れられています。そのため、一般消費者の多くは、色彩心理学の力によって、気付かない間に購買意欲の高まりを促されているといえます。
また、色の好みと性格の間には深い関係性があるといわれています。たとえば、「好きな色を通して個人の性格を分析する」や「色を活用したうえで、個人の性格改善をサポートする」など、色彩心理学を使った性格のコントロールを実現することが可能となりました。
チラシやポスティングに使う色の効果と選び方
商品やサービスの広告を打つ際は、購入者の購買意欲を高めるようなチラシ・ポスティングづくりを目指すことが重要です。
ここでは、チラシやポスティングに使う色の効果と選び方について紹介します。
広告効果を高めるコツ
チラシやポスティングの制作に取り掛かる際は、できる限り購入者の購買意欲を高める色を重点的に使用するよう心がけましょう。たとえば、黄色や赤色は、警戒色という位置付けになっており、文字やイラスト部分を強調させる効果があります。
とはいえ、必ずしも黄色や赤色を使用しなければならないといったことはありません。チラシやポスティングの全体像をイメージしたうえで、配色によってふさわしいアクセントカラーを使用するようにしましょう。
消費者の視線を誘導するコツ
消費者の視線を誘導するコツ・テクニックを活用することで、より精度の高い訴求・広告効果が期待できます。人の視線は、以下のようなパターンで動くといわれています。
・左から右
・上から下
・左上から右下
前述のパターンに沿って配色を設計することで、読み手・消費者の視線を途切れさせることなくスムーズに誘導することが可能です。
また、複数の項目を順番に読んで欲しい場合は、なるべく同系色の色を使用することが大切です。仮に、途中で関連性の低い色を挿し込んだ場合、読み手・消費者の視線がブレてしまううえ、読んで欲しい部分が読み飛ばされてしまう危険性があります。
チラシやポスティングのデザインを検討・制作する際は、読み手・消費者の視線の流れを意識しながら配色を設計するよう心がけましょう。
色彩心理学を上手に活用しよう
色彩心理学は、チラシ・ポスティングなどの広告媒体やカウンセリング・性格判断などの現場で頻繁に使用されている傾向にあります。また、チラシやポスティングなどで使用する場合は、あらかじめ色彩心理学の概要や特徴、正しい活用方法などを理解・把握しておくことが重要です。
消費者・購入者の購買意欲向上や性格判断の精密性を高めるためにも、色彩心理学を上手に活用しましょう。
この記事を書いた人
ライン編集部
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