ポスティング依頼の料金相場は?費用を押さえる方法や業者の選び方を解説!
ポスティングを業者へ依頼する場合には、料金相場を理解しておかなければ悪徳業者に騙されてしまったり損をしてしまう恐れがあります。反対に、料金相場を理解した上で、正しいポイントを理解してポスティング業者を選ぶことができれば、チラシ広告の効果を高められるでしょう。
今回は、ポスティングを業者に依頼する場合の料金相場や失敗しないための選び方について解説します。
目次
ポスティングを業者に依頼した場合にかかる料金相場
ポスティングを業者に依頼した場合にかかる料金の相場は、下記の状況によって異なります。
- ローラー配布で業者に依頼した場合
- セグメント配布で業者に依頼した場合
同じポスティングでも配布方法によって料金相場が異なっており、メリットやデメリットも異なります。ポスティングを業者に依頼する場合には、料金相場とともに各配布方法の特徴なども理解した上で依頼しましょう。
ローラー配布で業者に依頼した場合
ローラー配布で業者に依頼した場合の料金相場は、下記の通りです。(※業者や配布条件等によって異なるため、あくまで参考程度になります。)
- A4サイズまでの小型のもの:1枚当たり3円から5円前後
- A3、B3といった大判のもの:1枚当たり5円から7円前後
ローラー配布とは、ポストがある家全てに配布する方法であり、効率的かつリーズナブルに依頼できるのがメリットです。また、ターゲット以外の人に届いてしまうデメリットがある反面、チラシ配布のスピードは速く短期間で大量のチラシやカタログを届けられるため、効率的に多くの顧客へ届けたい場合に活用しましょう。
セグメント配布で業者に依頼した場合
セグメント配布にかかる費用の相場は、1枚あたり10円〜前後です。セグメント配布とは、マンションや一戸建てなど対象を絞って販促物を投函する方法です。ローラー配布のように、無駄な費用が押さえられるのが特徴です。また、狙ったターゲットにのみチラシを配布できるため、費用対効果を高められるでしょう。但し、ニッチなセグメント条件の場合には配布費用が高額になる場合があるため注意が必要です。
ポスティングを業者に依頼した場合にかかる料金の決まり方
ポスティング業者に依頼した場合には、下記項目によって料金の決まり方が異なります。
- チラシの配布期間
- チラシの配布方法
- チラシのサイズや投函枚数
- チラシの配布エリア
ポスティングを業者に依頼する前に、上記項目を理解しておくことで依頼費用の予測ができるためおすすめです。
チラシの配布期間
ポスティング業者の中には、チラシを配布する期間に応じて設定料金を変えている業者があります。同じサイズ・枚数のチラシを依頼した場合、配布期間を長く設定すれば依頼料金を安くできる可能性が高いため、ポスティングを依頼する際は相談してみましょう。
チラシの配布方法
ポスティングを業者に依頼する際の料金は、チラシの配布方法によっても異なります。配布方法は先述したローラー配布とセグメント配布に分かれ、セグメント配布の方が料金は高くなりやすいですが、ターゲット層へ的確に効率よく配布できるのがメリットです。また、チラシの配布時に他社のチラシと同時に配布することで料金が安くなるケースもあるため、見積もりの段階で確認しておきましょう。
チラシのサイズや投函枚数
ポスティングを業者へ依頼する際の料金は、チラシのサイズや投函枚数によって異なります。二つ折り・三つ折りなどのチラシは「チラシを広げた状態のサイズ」で計算され、封筒に入ったチラシは、「チラシを広げたサイズ+封筒のサイズ」で料金を計算する場合があります(※業者によって料金設定は異なります)。また、ポスティング料金は人件費が大半を占めるので、チラシの枚数によって1部あたりの単価が変わることはあまりありませんが、場合によっては配布部数を多く依頼することによって1部あたりの単価を割引してくれる業者もあります。印刷費については依頼枚数が多くなるほど料金が安くなる傾向にあるため、複数回に分けるよりも一度に依頼した方が料金をおさえられるでしょう。
チラシの配布エリア
業者へ依頼する際、配布物の条件が同じ場合でも配布するエリアによって料金は変わります。たとえば、住居が密集した首都圏エリアでは配布する時間が抑えられるため、比較的安価に配布が可能ですが、住居の比率が低いエリアに関しては、1軒1軒の距離があるため配布に時間を要します。そのため、配布員の拘束時間が増えコストがあがる傾向にあります。また、集合ポストがある住宅が多い地域でも、短時間で配布を行えるため比較的費用を抑えて実施することができます。
ポスティングを業者に依頼した場合に費用をおさえる方法
ポスティングを業者に依頼した場合に、費用をおさえる方法は下記の通りです。
- 配布エリアや配布期間の条件を緩める
- 自社のチラシと他クライアントのチラシを合わせる
ポスティングの依頼費用を押さえたいと考えている場合は、上記ポイントを意識するだけで費用をおさえられるためおすすめです。
配布エリアや配布期間の条件を緩める
予算が限られて費用をおさえたい場合は、配布する際のエリアや期間の条件を緩めることで費用をおさえられるでしょう。なぜなら、細かくエリアや配布期間を指定すると料金が上乗せされる傾向があるためです。また、一般的に東京や大阪といった大都市圏と比べると、地方エリアのポスティング会社の配布単価はやや割高となるため、地方エリアのポスティングを検討している場合は注意しましょう。
自社のチラシと他クライアントのチラシを合わせる
ポスティング業者の中には、他のクライアントのチラシと一緒に投函することによって割引してくれるところもあります。なぜなら、他社のチラシと一緒に投函することによって人件費が全体的に押さえられるからです。そのため、他社のチラシと合わせて投函しても問題ない場合は、見積もりの段階で伝えておきましょう。中には、相談次第で同業他社を不可にするなどの条件に対応してくれる業者もあります。
ポスティング業者への依頼方法と一連の流れ
チラシを配布するためのポスティング業者への依頼方法と、一連の流れは下記の通りです。
1.業者へ依頼し、見積もりをしてもらう
2.配布してほしいチラシの納品
3.担当業者によるポスティングの実行
4.配布完了と配布結果の報告
ポスティング業者への依頼を考えている場合には、上記の流れを理解し、実際のポスティングまでに何をすれば良いのかを覚えておきましょう。
①業者へ依頼し、見積もりをしてもらう
ポスティング業者に依頼する前には、必ず見積もりをもらいましょう。見積もりで確認しておくべきことは、配布エリアやチラシの制作や印刷、最適な配布期間などです。条件と見積もりに問題がなければ、そのまま依頼しましょう。また、ポスティング料金は配布条件を細かく指定すればするほど、人件費がかかるので高くなりがちです。ポスティングの依頼に対する費用対効果を考えた上で、適切な配布条件を設定しましょう。
②配布してほしいチラシの納品
依頼先の業者が決まったら、自社で用意したチラシをポスティング業者に納品しましょう。多くの場合、チラシの納品は郵送か持ち込みを選べます。郵送の場合は、郵便事情により日数がかかってしまうため、急いでいる場合は直接ポスティング業者に届けるのがおすすめです。また、雨の日はチラシが濡れてしまうことになるのでポスティングが延期されることもあります。雨天による延期も考慮し、日程に余裕を持ってポスティングを依頼しましょう。
③担当業者によるポスティングの実施
チラシをポスティング業者に届けることができたら、業者によるポスティングが実施されます。本当にポスティングをされているのかどうか不安に感じる場合は、GPSを導入しているポスティング会社へ依頼すると安心です。また、GPSを導入しているポスティング業者なら行動の流れを把握でき、管理体制が整っているかどうかも確認できるため検討してみましょう。
④配布完了と配布結果の報告
ポスティングが終了すると、各業者からの配布結果に関する報告をもらえます。事前に希望を伝えておくことで、依頼者は報告結果を受け取ることもできるためおすすめです。配布結果を受け取った際には、必ず配布枚数をチェックしましょう。住居によっては、チラシの受け取りを拒否することもあるため、配布できていない可能性もあります。今後のポスティングで費用対効果を高くするためにも、反響を把握し検証、今後の戦略へ展開させていくことが重要です。
ポスティング業者に依頼した場合の対応範囲
ポスティング業者に依頼した場合の対応範囲は下記の通りです。
- 自社が依頼するチラシの配布
- チラシのデザインや印刷
- 配布エリアに在住する方からのクレーム対応
ポスティング業者の中には、配布するだけでなくクレームにも対応してくれる業者があるため、対応範囲がどこまでなのかは依頼前に確認しておきましょう。
自社が依頼するチラシの配布
ポスティング業者は、広告チラシの配布作業のみの依頼が可能です。チラシの枚数が多い場合や配布エリア・地域が広い場合は、ポスティング業者に依頼したほうが一括対応をしてもらえるのでおすすめです。あらかじめ、対応業者がどこまでチラシの枚数に対応してくれるのか、エリアはどこまで対応できるのかを確認しておくことで後のトラブル防止にも繋がります。
チラシのデザインや印刷
ポスティング業者の中には、チラシの配布以外にデザインや印刷などの依頼にも対応してくれる業者があります。また、ポスターや紙袋、のぼり旗、横断幕などの制作にも対応してくれる業者が多くあります。
とはいえ、チラシのデザインや印刷に対応していないポスティング業者もいるため、依頼できる内容を事前に確認しておきましょう。
配布エリアに在住する方からのクレーム対応
ポスティングを行うとチラシの配布や投函に関する要望やクレームが寄せられることがあります。クレーム対応を自社で解決するとなると時間も要し大変です。ポスティング業者を活用することで、クレームへの対応を依頼できる場合があります。ポスティング業者の中には、進入禁止・投函禁止の建物をデータ化しているところもあり、クレームに繋がるポスティングを行わないように対応してもらえるでしょう。
失敗しないポスティング業者の選び方
ポスティング業者を決める際に、失敗しないポスティング業者の選び方は下記の通りです。
- 管理体制や作業体制が整っている業者を選ぶ
- 依頼料金が極端に安い業者は避ける
- 費用対効果を考えた時に利益が生まれる業者を選ぶ
上記ポイントをおさえた上でポスティング業者に依頼すれば、悪徳業者に悩まされることもなくなり、失敗せずにポスティング業者を選べるでしょう。
管理体制や作業体制が整っている業者を選ぶ
ポスティング業者の中には、在籍スタッフの管理・研修が不十分な業者も見受けられることがあります。依頼側は「本当にチラシを配ったかどうか」のチェックが難しいため、管理体制や作業内容の提示がきちんとしている業者へ依頼することがポイントです。作業の内容を確認しないと、悪徳業者に騙される恐れもあるため注意しましょう。
依頼料金が極端に安い業者は避ける
依頼料金が極端に安いと、人件費を削減するために人数を減らし、1人の配布員への負担が増えることによってミスに繋がるケースがあります。また、余裕のない業者であればあるほど、上記の管理体制や作業体制が整っていないことが多いため、先述した料金の相場よりも下回る場合は慎重に検討しましょう。
費用対効果を考えた時に利益が生まれる業者を選ぶ
ポスティング業者に依頼する時は、本当に利益が生まれるのかなど費用対効果を考えておく必要があります。ポスティング料金は、配布方法やチラシのサイズ等条件に応じて変わり、エリアや期間を限定すると金額が上乗せされる場合があります。必要費用が不明瞭な状態で依頼すると、想定外のコストがかかる可能性があるため、依頼前に見積もりは必ずしておきましょう。
ポスティングの配布は自分で行うのではなく業者に依頼しよう
ポスティングの配布は、配布エリアやターゲットなどの条件が定まっていれば誰でも実施が可能ですが、自社で行うのは非効率になる場合があります。その人でなければならない業務ではないからこそ、ポスティング業者に依頼することで自社内部の生産性を高めやすくなります。ポスティングを考えている場合には、自社で行うのではなくポスティング業者に依頼することをおすすめします。
この記事を書いた人
ライン編集部
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