ポスティングのコツを掴んで営業効果をアップ!最適な移動手段や注意点も紹介

ポスティングは、チラシをポストに投函する比較的取り組みやすい広告宣伝方法になりますが、ただやみくもに枚数を投函していけば良いわけではありません。費用をかけずにより高い反響率を得るためには、おさえておきたいポイントがいくつかあります。
本記事では、ポスティングの効果を高めるコツと、ポスティングに最適な移動手段や注意点について解説していきます。ポスティングの実施を検討している方は、ぜひ参考にしてみてください。
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ポスティングの効果を高める8つのコツ

より高い反響率を得るポスティングを実現させるためには、効率よく配布を行うための戦略と実際の配布方法が重要になります。
以下は、効率の良いポスティング方法として8つのコツをご紹介します。
- ターゲット層に合わせた時間帯に投函する
- 効果的な曜日を狙ってポスティングする
- 集客率が高いエリアを中心にポスティングを行う
- 便利グッズを利用して早く配る
- 地図アプリを使って最短ルートを確認する
- 集合住宅地や住宅密集地は徒歩で配布する
- 広範囲に配布する場合は自転車を使用する
- ターゲットの目に留まるチラシをつくる
これらのコツを実践することで、ポスティングの反響率や費用対効果を向上させることが期待できます。効率的にポスティングを行い配布数が増えれば、さらなる効果が狙えます。
1.ターゲット層に合わせた時間帯に投函する
宣伝したいターゲット層によって、チラシを見てもらいやすい時間帯は異なります。チラシに目を留めてもらえる可能性が高い時間帯に合わせてポスティングを行えば、より高い反響が期待できますのでポスティングを行う前に必ず求めるターゲット層を明確にしましょう。
特に帰宅したタイミングでポストを開ける方が多いと考えられるため、ターゲット層の帰宅時間帯を予測してポスティングを行ってみるのもおすすめです。
また、新聞が投函される時間帯にポスティングを行うと、新聞折込広告に紛れてしまう可能性がありますので、朝刊と夕刊が届く時間帯を避けると効果的な場合があります。尚、朝刊の配達時間帯は、午前2時〜午前6時頃、夕刊の配達時間帯は午後1時半〜午後4時半頃になります。
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2.効果的な曜日を狙ってポスティングする
業種によってはポスティングを実施する曜日で反響率が変わる場合があります。たとえば、塾の受講生を増やすためにチラシを配布するときは、新しいことを始める気持ちになりやすいと考えられる週初めでの実施がおすすめですが、不動産販売などのチラシは家族団欒の時間が多いと思われる週末に反響が見込める場合があります。新聞折込広告をみると各業種が投函する曜日の傾向が分かるのでポスティングを実施する前に確認してみましょう。
また、自社のチラシを目立たせるためにあえてライバルである同業種がポスティングを行う傾向のある曜日を避けるのも一つの方法です。
曜日 | ターゲット | 業種 |
---|---|---|
月曜日 | 高齢者層・主婦層 | 教育・金融・保険・サービス業 |
火曜日 | 主婦層 | 教育・不動産・金融・保険 |
水曜日 | 主婦層 | 教育・金融・保険・流通業・サービス業 |
木曜日 | ファミリー層 | 金融・保険・サービス業 |
金曜日 | ファミリー層 | 流通業・サービス業 |
土曜日 | 男性層 | 業種全般 |
日曜日 | 全対象層 | 教育・金融・保険・サービス業 |
※上記は一例です。ポスティング条件等により反響率は異なります。
3.集客率が高いエリアを中心にポスティングを行う
自社のチラシに興味をもってくれそうなターゲットを絞り出し、その層が多いと思われるエリアを選定してポスティングを行えば効率的に高い反響を得ることが期待できます。
たとえば店舗集客目的のポスティングを行う際には、店舗周辺地域への配布はもちろんですが、これまでのお客様がどのようなルートを使って来店してくれたのかを把握することができれば、さらに広いエリアへの効果的なポスティングが可能になります。
無店舗型の場合は、「ファミリー層が多い」「賃貸物件が多い」などその地域の特性を把握することができれば、ターゲットに合ったエリアを選定することができます。
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4.便利グッズを利用して早く配る
チラシをポストに素早く投函することができれば、短時間で多くのチラシの配布が可能となるため効率があがります。
すばやく配布を行うためのおすすめの便利グッズは以下のとおりです。
- 指サック・ゴム手袋
- ショルダーバッグ
- 雨具
- 地図アプリ
指サック・ゴム手袋
滑り止めのついた軍手や指サックなどを使用すると、チラシを1枚ずつ素早く取り分けることができるのでおすすめです。また、作業で指先が乾燥したり、紙で手を切るリスクも軽減します。
ショルダーバッグ
両手が空くため、配布作業がスムーズに進みます。また、肩にかけることで重量が分散され、疲労を軽減します。また、チラシは片手で運びやすい分を持ちながら投函を行うと、集合住宅など多くのポストが並んでいる場合には姿勢を変えずにそのまま連続してポストに投函していくことが可能です。
雨具
突然の雨でも中断することなくポスティングを行えます。両手が塞がらないポンチョや、荷物として嵩張らない折りたたみ傘などがあると便利です。また、防水加工された袋などがあると、チラシが濡れるのも防げます。
地図アプリ
配布エリアを事前に確認し、最適な順路を設定することで無駄な移動を減らせます。また、配布済みのエリアをマークすることで、未配布エリアを見逃すことを防ぎます。
5.地図アプリを使って最短ルートを確認する
便利グッズとしても挙げましたが、地図アプリを活用すると効率的なルートを事前に確認することができるため、配布エリアを網羅しつつ無駄な移動を削減できます。
おすすめの地図アプリとしては、Googleマップの利用がおすすめです。Googleマップではポスティングで使用する地図が事前に作成できるだけでなく、以下のような活用が可能です。
- 交通手段ごとの所要時間が分かる
- 配布エリアで検索するとエリア内外の境目が一目で分かる
- 「マイマップ」機能で最短ルートのマップを事前に作成できる
- 「タイムライン」機能でルート履歴やエリア状況の記録ができる
Googleマップは、住宅街や商業地の詳細な地図を提供しており、ポスティングエリアの把握が容易です。また、徒歩、自転車、車などの移動手段に応じた最適ルートを簡単に設定でき、効率的な配布が可能です。「タイムライン」の機能では、その場で撮影した写真を記録することができるため、投函禁止物件などの共有にも便利です。
6.集合住宅地や住宅密集地は徒歩で配布する
集合住宅地や住宅密集地では、徒歩でポスティングを行った方が効率が良い場合があります。
例えば、住宅が密集しているために道路が狭い場合、車や自転車での移動や置き場に困る場面が多い可能性があります。また、集合住宅地では一か所に複数のポストが設置されていることが多く、特にマンションやアパートでは、ポストが建物内や敷地内に集中しています。そのため、自転車の乗り降りで時間をロスするよりも、徒歩の方が手早く作業を進められる可能性があります。
徒歩でポスティングを行う場合は、ショルダーバッグ等を使い、持ち運べる量をなるべく多くすると、より効率の良い配布が行えます。
7.広範囲に配布する場合は自転車を使用する
広範囲にポスティングを行う場合は、自転車を使用すると配布効率が大幅にあがります。自転車は徒歩よりも移動スピードが速いため、家々が離れている場所や市内全域にも配布しやすいです。また、車と比べて小回りが利き、細い路地や住宅街の入り組んだ場所でも簡単にアクセスできます。
坂道が多いエリアでは電動自転車があると便利です。また、ママチャリタイプは収納できるカゴなどのスペースが多いことから、一度の移動で多くの枚数を配布することができます。天候の急変時にチラシが濡れないよう、カバーを取り付けておくなどの工夫も大切です。
8.ターゲットの目に留まるチラシを作る
ターゲットが多いエリアに大量のチラシを配布できたとしても、チラシがターゲットの興味を引くことができなければポスティング効果は期待できません。特にマンションへ配布を行う場合は、ポスト横にあるゴミ箱にすぐに捨てられてしまう可能性があります。
よりターゲットの目を引くチラシデザインを作るための方法は以下のとおりです。
- 独学で広告デザインを学ぶ
- セミナーやスクールで広告デザインを学ぶ
- プロに作成を依頼する
独学で広告デザインを学ぶ
独学で広告デザインを学ぶことで、コストを抑えながらスキルを身につけられます。デザインに関する書籍やオンライン教材、無料デザインツール等を活用すれば、基礎から実践まで独自に学習可能です。また、自分のペースで進められるため、取り組みやすい点がメリットです。ただし、独学では最新のトレンドや実務的なノウハウを取り入れるのに時間がかかることもあるため注意が必要です。
セミナーやスクールで広告デザインを学ぶ
セミナーやスクールに参加すると、専門家から体系的にデザインの知識を学べます。最新のデザイン技術やトレンド、具体的な成功事例なども学べるため、実務に即したスキルが身につきやすいです。ただし、実際にデザインを作成できるようになるまで時間や費用がかかるため、長期的なプランが必要になります。
プロに作成を依頼する
プロに依頼することで、短期間で高品質なチラシを作成できます。プロはデザインの専門知識に加え、ターゲット層や配布エリアに合わせた効果的なレイアウトや配色を熟知しています。また、独自のアイデアや視点を取り入れたデザインが可能なため、他社との差別化を図ることができます。費用はかかるものの、時間や労力を節約しつつ高い集客効果を期待できます。
\コストをおさえるために自作する場合はコチラの関連記事をご参考ください/

ポスティングでやってはいけないこと

ポスティングを行う際は、住民への迷惑行為にならないよう細心の注意を払う必要があります。万一ルールを守らずクレームが発生した場合には、配布した企業のイメージ自体が悪くなってしまいかねません。折角ポスティングで宣伝を行ったとしても良い効果を得ることが難しくなりますので、必ずポスティングを行う際には以下の注意点を確認するようにしましょう。
- チラシNGの場所にポスティングする
- 私有地に無断で立ち入る
- 同じ住宅に何度も投函する
- ポストに無理やりチラシを押し込む
- 早朝や深夜帯にポスティングする
- 悪天候時にポスティングする
チラシNGの場所にポスティングする
マンションなどの集合住宅のポスト付近や一戸建てのポストに「チラシお断り」と書かれた張り紙やステッカーが貼ってあることがあります。この場合、無断でチラシを投函するとマナー違反になります。中には罰金を請求するという記載がみられる場合もありますので、重大なクレームに発展しないよう注意をしながら配布を行うようにしましょう。どうしてもチラシを投函したい場合には、マンションの管理人や居住する方に直接許可をもらう必要があります。
私有地に無断で立ち入る
マンションなどの集合住宅には、入口付近に「立ち入り禁止」と記載されていることがあります。この場合、そのまま中に入ってしまうと不法侵入になってしまいます。また、記載がなかったとしてもマンションの敷地内や戸建て住宅の前の私道など、私有地に無断で立ち入ると「住居侵入罪」と「不法行為」で罰せられる可能性があります。
管理人が在中しているマンションでは必ず管理人の許可を取ってから中に入るようにしてください。一戸建てでも明らかにポストの位置が敷地内に立ち入ってしまう場所にあるときは、居住する方に直接許可を取るようにしてください。住居侵入罪とみなされると警察沙汰となり、企業やサービスイメージダウンにもつながります。
同じ住宅に何度も投函する
チラシを何度も同じポストに投函しないよう配布の際には十分注意をしてください。重複投函は、チラシが重なった状態のまま気づかずに投函してしまうケースや、複数の配布員が誤って同じポストに投函してしまう場合などに発生します。何度も同じチラシが投函されると、受け取った人にとっては迷惑になってしまいます。また企業のイメージダウンにもなりかねませんし、せっかくのチラシを同じポストに投函してしまっては反響率に大きな影響が出てしまう恐れがあります。
このような重複投函を予防する対策としては、滑り止めつきの軍手や指サックを使用するとチラシを一枚ずつ取りやすくなるためチラシの重なりを防ぐことができます。また、配布をする担当エリアを地図でしっかり共有・確認し、マーカーペンなどで色をつけながら都度配布状況をチェックしておくことが大切です。
ポストに無理やりチラシを押し込む
入れる前からすでに投函物でいっぱいのポストもあります。それでも構わずチラシを投函しようとすると、ポストの中のものも含めてチラシがぐしゃぐしゃになってしまいます。受け取る方に不快感を与えてしまいますので、無理に投函しないようにしましょう。また、チラシがポストからはみ出している状態で投函を行うと、悪天候の際にチラシが濡れてしまうこともありクレームになる可能性があります。スピードはもちろん大事ですが、配布は丁寧に行うよう心がけてください。
早朝や深夜帯にポスティングする
早朝や深夜の時間帯は人目が少ないため配布を行いやすいかもしれませんが、不審者と間違われて通報されてしまうケースもありますので行わないようにしましょう。一般的にポスティングをする時間帯は、午前9時頃から午後6時頃までの間と言われています。
悪天候時にポスティングする
雨天などの悪天候時のポスティングは、万一濡れたチラシを投函してしまうと、ポスト内の他の郵便物まで濡らしてしまう可能性があるため注意が必要です。また、自社のチラシが濡れていなくても、他の投函物が濡れていた場合には誤ってクレームにつながる可能性もあります。
濡れたチラシはすぐに捨てられてしまう可能性も高く、配布効率も下がるため、クレームやリスクを減らしたい場合は、悪天候時のポスティングは避けるようにしましょう。
ポスティングの効果がないときに行うべきこと

ポスティングを実施してもなかなか期待する効果が得られない場合は、以下のポイントをチェックしてみましょう。
- 適切なターゲットやエリアに配布しているか
- チラシのデザインや内容に問題がないか
- 繰り返しポスティングしているか
- 十分な枚数のポスティングができているか
ポスティングの効果を高めるには、これらのポイントを意識し、継続的な改善が重要になります。そのためには、ポスティング後は効果測定を行い、さらなる効率アップを狙ってポスティング方法を改善していくことが大切です。
適切なターゲットやエリアに配布しているか
期待するポスティングの効果が得られない場合は、ターゲットやエリア選定を見直す必要があります。例えば、若年層向けのサービスを高齢者が多い地域で配布しても成果は期待できません。ターゲット層のニーズや生活環境を再調査し、適切なエリアで配布することが大切になります。
チラシのデザインや内容に問題がないか
ターゲットの興味を引き付けることができなければ、ポスティングを行っても反響にはつながりません。目を引くデザイン、ターゲット層に響くキャッチコピーなどチラシのデザインの見直しを行いましょう。配布後の反応を見ながら、A/Bテストを行うことで効果的なデザインも見つけられます。
繰り返しポスティングしているか
ポスティングは、同じエリアに繰り返し配布することで、認知度が高まり、信頼感が生まれます。また、ターゲットがサービスや商品の必要性を感じたタイミングで思い出してもらうためにも、継続的な接触が重要になります。そのため、配布枚数やポスティング回数を増やせれば、そのぶん集客できる人数も増える可能性があります。
十分な枚数のポスティングができているか
配布枚数が不足していると、ターゲットに届く確率が低くなります。特に、広範囲をカバーする場合や反応率が高くない業種では、枚数を多く配布する必要があります。また、配布枚数が少ないと、データとしての信頼性が不足し、効果測定が難しくなる場合があります。
ポスティングのコツを意識して反響率を高めよう

ポスティングで高い反響率を得るためには効率のよいポスティングを行うことが大切です。そのためには自社のターゲットやエリアを分析し、より反響の出るタイミングや適切な方法で配布を行っていく必要があります。またイメージダウンに繋がらないよう、チラシはルールを守って丁寧に配布し、受け取った方への配慮も忘れないように心がけましょう。丁寧に宣伝を続けていけばより反響率の高いポスティングを実現することができるはずです。
自社での対応が難しい場合は、プロのポスティング会社に依頼することもひとつの方法です。プロのポスティング会社では、過去の実績から膨大なノウハウを持ち合わせているため、効率よくポスティングの手配が可能です。また、万一クレームが発生した際にも適切に対応してくれますので、安心して任せることができます。
株式会社ラインでは、エリアのご提案から配布のご手配はもちろん、過去の実績を生かしたチラシの作成や印刷、配布後のレポート管理や結果分析まで、全ての業務をお任せいただけます。より反響率の高いポスティングを実施したいとお考えの方は、ぜひお気軽にご相談ください。
この記事を書いた人
ライン編集部

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