チラシ作成に適した紙質とは?用紙の選び方や購入方法も解説

チラシの仕上がりを左右する大きなポイントのひとつが「紙質」です。どんなに魅力的なデザインでも、用紙の選び方を間違えると集客や販促の成果を十分に発揮できない可能性があります。

紙の厚さや光沢感、手触りによって受け取った人の印象が変わるため、ターゲットや配布シーンに合わせて最適な紙質を選ぶことが大切です。

この記事では、チラシに使われる代表的な紙質の特徴をはじめ、失敗しない用紙選びのポイントや購入方法まで詳しく解説します。これからチラシを作成したい方は、ぜひ参考にしてください。



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チラシに適した紙質の選び方

チラシを作成するうえで、デザインと同じくらい重要なのが用紙の選定です。用紙の厚さや光沢感、記入のしやすさなどの要素をきちんと考慮することで、伝えたいイメージを正しく届けられ、ターゲットに響くチラシを作成できます

自社サービスに合った最適な用紙を選ぶためには、以下の4つのポイントを押さえましょう。

  • 用紙の厚さは目的や用途で選ぶ
  • 光沢の有無はサービス内容で選ぶ
  • 記入欄がある場合はマット系を選ぶ
  • ビジュアル重視の場合は発色で選ぶ

それぞれのポイントについて詳しく解説していきます。

用紙の厚さ|目的や用途で選ぶ

チラシに使われる用紙の厚さは「kg(キログラム)」で表され、数字が大きいほど厚みがあります。配布方法やシーンに合わせ、以下のように選ぶことが一般的とされています。


厚さ区分具体的な数値特徴主な用途
薄め70〜90kg
(約0.08〜0.10mm)
リーズナブルで大量配布に向く新聞折込、ポスティング、街頭配布
標準的90〜110kg
(約0.09〜0.13mm)
適度な厚みで発色も良い店頭配布、イベント用フライヤー
やや厚め110〜135kg
(約0.10〜0.16mm)
折り加工も可能で幅広く使えるリーフレット、冊子・カタログ表紙
厚め135kg以上
(約0.13〜0.19mm)
高級感・信頼感を与えるDM封入物、ポスター、会社案内

光沢の有無|サービス内容で選ぶ

紙の表面に光沢があるかないかで、チラシの印象は大きく変わります。サービスのイメージやターゲットに合わせて選定することをおすすめします。


光沢区分特徴主な用途
光沢あり
(コート紙)
ツヤがあり写真やカラーの発色が鮮やか。華やかさを演出飲食、美容、アパレル、エンタメなど
光沢なし
(マット紙)
落ち着いた印象で文字が読みやすい。信頼感・上品さを演出医療、教育、不動産、金融など

記入欄がある場合|マット系を選ぶ

チラシにアンケートや申込書、予約欄などの記入スペースがある場合は、筆記性に優れた紙を選ぶ必要があります。

光沢紙(コート紙)はインクのにじみやはじきが起こりやすいため不向きです。上質紙(普通紙)やマットコート紙のように、ペンや鉛筆で書き込みやすい用紙を選びましょう。

ビジュアル重視|発色で選ぶ

写真やイラストを多く使うチラシでは、発色の良さが大切です。以下の表を参考に選定してみましょう。


用紙特徴
コート紙インクのノリが良く、色鮮やかで華やかな仕上がりになりやすいため、
ビジュアル訴求を重視するチラシに適している
マット紙光沢を抑えて落ち着いた印象になるため、色味はやや控えめでも上品さを
演出したい場合におすすめ

チラシに適した紙質の種類

チラシに使われる紙質は多様ですが、主に以下の3つのカテゴリに分けられます。目的やターゲットに合わせて適切な種類を選ぶことが、チラシの印象や成果を大きく左右します。


カテゴリ種類特徴
定番紙光沢紙/コート紙、マット紙、普通紙/上質紙発色・可読性・筆記性のバランスが良く、幅広い用途に対応
高級紙アートポスト紙、ミラーコート紙、サテン金藤 など厚みと光沢感で高級感を演出できる
特殊紙片面強光沢紙(裏面上質)、トレーシングペーパー、半更クラフト紙 などイベント案内やパーティ向けに適し、独自の風合いや演出が可能

チラシでは「定番紙」が多く選ばれる傾向があります。ここからは、一般的に使用頻度が高いとされる定番紙について詳しく解説します。

光沢紙/コート紙

光沢紙(コート紙)は、表面に光沢加工が施されており、触るとツルツルした質感が特徴です。塗料で平滑に仕上げられているため、インクののりが非常に良く、写真やカラー印刷を鮮やかに表現できます。

視覚的なインパクトを与えたいチラシに最適で、新聞の折込広告、飲食店や美容サロンのチラシ、ファッション系広告など幅広い分野で多く採用されています。

マット紙

マット紙は、光沢を抑えた落ち着いた質感が特徴で、可読性が高く文字情報をしっかり伝えたい場合に適しています。反射が少ないため視認性も良く、医療・教育・不動産・金融など信頼感を重視する業種のチラシに向いています。

写真やイラストを多く使用しても落ち着いた色味に仕上がるため、上品さを演出したい場合にもおすすめです。

普通紙/上質紙

普通紙や上質紙は、表面に塗料が施されていないため筆記性に優れ、アンケートや申込書、記入欄のあるチラシに適しています

コピー用紙に近いナチュラルな風合いで親しみやすく、コストも抑えられるのが魅力です。文字主体の案内チラシや配布資料としても広く活用されています。

チラシ用紙の購入方法

チラシ用紙を入手する方法としては、主に以下の3つが挙げられます。

  • 文具店で購入する
  • オンラインショップで注文する
  • 専門業者に発注する

それぞれメリット・デメリットがあるため、用途や予算に合わせて最適な方法を選びましょう。

文具店で購入する

自作で少量のチラシを作りたい場合は、身近な文具店で用紙を購入するのが便利です。A4サイズやインクジェットプリンター対応の用紙であれば、家庭向けに販売されていることが多く、気軽に試せます。

ただし、紙質や厚みの選択肢が限られているため、本格的な商用チラシ用の紙を揃えるのは難しいケースもあります。

オンラインショップで注文する

Amazonや楽天、ホームセンター系の通販サイトなど、幅広い商品を扱うオンラインショップでは、さまざまな種類の用紙を比較検討できます。価格帯やサイズの選択肢も豊富で利便性が高いのが魅力です。

ただし、実際に手に取って確認できないため、質感や仕上がりがイメージと異なる可能性がある点には注意しましょう。

専門業者に発注する

大量にチラシを作成する場合や、より高品質な用紙を求める場合は、専門の紙販売業者や卸業者に発注するのがおすすめです。

コート紙・マット紙はもちろん、アートポスト紙や特殊紙など幅広い選択肢から選べます。一般には流通していない高級紙を扱う業者も多く、要望に合わせた紙質を見つけやすいのがメリットです。

ただし、大ロット購入や在庫管理が前提となるケースも多いため、保管場所や在庫の回転にも気を配る必要があります。

チラシの紙質が決められないときの対処法

「どの紙質を選べばいいか分からない」「サービスやデザインに合う用紙が決められない」という方は、印刷会社やチラシ制作の専門業者に相談するのがおすすめです。

プロの視点から、ターゲットや配布シーンに合わせて最適な用紙を提案してもらえるだけでなく、デザイン・印刷・加工までまとめて依頼できるため、トータルでの品質向上やコストパフォーマンスの改善にもつながります。

株式会社ラインでは、用途や配布方法に応じた用紙選びのサポートはもちろん、集客効果を最大化するためのデザインのご提案から印刷・配布までを一貫して対応しております。工数が足りない場合でも、丸ごと手配をお任せいただけますので、まずはお気軽にご相談ください。

チラシの紙質にもこだわれば集客率アップも目指せる

チラシの印象や効果を大きく左右する紙質選びは、デザインと同じくらい重要なポイントです。厚さや光沢感、筆記性や発色など、紙質の特徴を理解して選ぶことで、配布先やターゲットにより響くチラシ作成が期待できます。

紙質に迷った場合は、デザイン・印刷・加工までトータルで提案してくれる制作会社を活用し、最適な紙質を見極めてください。適切な紙選びで、より多くの人に届くチラシを実現しましょう。

株式会社ラインでは、豊富な実績をもとに、ターゲットや配布方法に適した紙質をご提案いたします。また、チラシの作成から印刷、配布、効果検証まで丸ごとお任せいただけますので、まずはお気軽にご相談ください。

この記事を書いた人

ライン編集部

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株式会社ラインは全国3,000万世帯へのポスティング対応が可能。コラム記事では過去の豊富な実績を生かし、ポスティングを実施する際の役立つ情報を発信しています。

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